お客様達と槌の子は実在するだろうかの話題になり、実在すると思うと答え、私の体験談を紹介しました。
小学生のころに母から野槌(ツチノコ)の話を聞きました、その奇妙な動物は稲藁小屋に寝ていたそうです。
蝮に似た蛇のようだが胴体が異様に太く鼾をかいて寝ている、祖母に知らせたら野槌だと教えてくれた。
母の故郷は本宮町三越村(旧名)で、昔から野槌前説は有名で見た人も多いと語っていました。
小学生の私は興味も無く、変な蛇がいるのだなーと思っただけで忘れていました。
10代のころ槌の子という停留所を知った、熊野新宮駅からバスで20分くらい熊野川沿いにありました。
母から野槌はツチノコとも言うと聞いたこともあり、母の話を想い出し槌の子村を訪ねてみようと思いました。
停留所から山道を登れば部落があった、私は勝手にツチノコが棲んでいたからこの地名があると確信した。
山道沿いに小川が流れていた、淵には山女魚が多かったが(ツチノコ)は発見できませんでした。
名古屋に出てコック修行を始めたころに、フランス料理の恩師から(ツチノコ伝説)を知っているかと問われました。
恩師は紀州犬や、狼伝説、ツチノコ伝説に興味があり、ターザンのような私に熊野伝説を教えてくれと言った。
30代のころに(ツチノコブーム)が始まった、発見したら多額の賞金が貰えるらしい、手配書を見ました。
バチ蛇と書かれた絵は母に聞いた野槌と同じでした、蛙などを飲み込んだ蝮ではないかと言う説が大半でしたが。。。
やがてブームも終わりましたが、私は野槌は存在すると信じています、恥ずかしいから隠れているのでしょう。。笑
蝮とは違うと思う、母や祖母は小さいが蜥蜴に似たような足があった、ビール瓶位の太さだったと語っていました。
長年熊野で猟師をやっていた父は見たことが無いと言った、しかし狼も野槌も実在しているだろうと語っていました。
爬虫類を飼育しているお客様は外来の蜥蜴だろうと言った、写真を見たらそっくりでしたが疑問があります。
母の小学生時代は80年も前である、祖母が見たのは大昔である、外来の蜥蜴が輸入されたのは。。何時ごろだろうか。。?