GranChef

愛知県東海市の黒毛和牛ステーキと新鮮シーフード料理の専門レストラン|グランシェフ

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熊野物語、若い頃の怖かった体験を紹介します。

熊野物語、若い頃の怖かった体験を紹介します。

若い頃、故郷熊野川町谷口村に帰り、19歳まで遊んだ秘密の谷川奥の漁場に山女魚取りに一人で行きました。
谷川の奥は密林の中を流れ、蝮、猿、スズメ蜂、等の棲みかであり熊野谷口村には狼や大蛇伝説がある。
長老が宝物の大蛇らしい抜け殻を見せてくれた、猟師の父親は犬では無い足跡の匂いに猟犬が怯えたと言った。
山奥で食い殺された猟犬の死骸が発見された、牙跡があり狼ではないかと噂があり実在するだろうと父は語った。
大蛇は見た事がある、谷川に横たわる茶色の太い木を踏むと動きだした、私を睨み草木の上を滑るように密林に消えた。
足が震える程に怖かった、蛇に睨まれた蛙の意味が解りました、暫く大蛇の夢を見た、動物園で見るとは大違いです。
中学時代に兄と洞穴探検に行き、先に入った兄が飛び出して来て大蛇がいると震えていたのを思い出した。
父親も見た事があるらしい、村に祀られた地主様の岩屋の近くだと言った、村には地主信仰がありました。
地主様は山の神様で村の守り神だと聞いた、私は後に大蛇ではないかと思ったが。。岩屋には酒が供えていました。
父は趣味の俳句や村の伝説、地名の由来を、書き残していた父の死後に捜したが発見できず残念に思います。
谷川の奥には釣り人が近寄らない為、山女魚の宝庫であり私だけの漁場だ、山の掟を守れば彼らは襲ってはこない。
私は握り飯をたくさん用意して出かけ友達の猿達と食べ、取った魚も与え都会の喧騒から逃れ憩いのひと時を過ごす。
滝壺淵で潜りながら、岩場の山女魚を取っていたら目の前に大きな猪が飛び込んできた、生れて初めての出来事である。
猟犬に追われたのだろうか、動物達は匂いを消す為に水中を走るとと父から聞いたことがあるので気にしなかった。
猪は人を見ると普通は逃げる、用心深く夜行性だ、長年熊野で暮らしたが野生の猪は数回しか見た事が無かった。
子連れの雌や人間に恨みがあれば稀に襲う場合があるそうだ、母は子猪を育て愛犬のように可愛がり猪も母に甘えていた。
母が急死してからは、餌を食べずに啼いてばかりいたそうです、猪は凶暴ではありませんよ、誰でも身を守る時は必死ですから。。
今日は機嫌が悪いのだろうか私を睨み挑戦的である、俺は敵ではないぞ、お前の友達だよ戦う気も有りませんと言ったが。。?
大猪の恐怖は猟師の父から聞いた、怒りに燃えた牙に裂かれると即死もあるそうだ、噛みも凄く腕など簡単に噛み砕くらしい。
大怪我を負った父の銃に歯形があった、勇敢な猟犬が腹を牙で裂かれ即死、松脂で固めた剛毛で弾丸が急所を外したらしい。
シュノーケルを装備していたので、水中に引き込み溺死させようと思ったが、重すぎて無理、牙に裂かれると死ぬかもしれない。
簡単に跳ね飛ばされた、、物凄い力だ、岸に逃げると大猪も上がり私を睨みつけてきた、殺されるかも知れないと思いました。
大猪がニヤリと笑ったような気がした、小僧10年早いぜ、背中を向けて密林に消えた、私は夢から覚めたように茫然となった。
大猪の事は黙っていよう、幸い大した怪我も無い、父に話すと戦友は殺されるだろう、何故か猟師達に殺されたくは無かった。。。
野生の動物達は怖い、彼らが本気で人間を襲うと猿やキツネにでも人間は素手では勝てないだろうと思いました。

現在の私は愛犬のマルチーズが友達、機会があればもう一度谷川奥に行き、大猪の子孫達と逢いたいなーと思っています。。笑。。









 

2019-04-22 22:06:53

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